大学生の任意整理体験談【車や遊びの借金170万円を返済】
私の18歳~23歳の学生時代の話です。当時は学業よりも遊びに夢中な大学生でした。車、携帯、遊びなどに浪費をする日々です。
もちろん、楽しく遊ぶためにお金が必要でした。アルバイトをしていましたが、給料日前になるとお金が足りなくなるため、カード会社からキャッシングをするようになりました。
やがて、A社の支払期日になるとB社で借り、B社の支払期日になるとA社へ借りにいくの繰り返し。それが続くにつれて、アルバイトの給料すべて借金返済に廻して返済金額に足りなくなりました。
そして、消費者金融からお金を借りて支払いに廻すようになったわけです。この行為を金融業界では『まわし』と呼ぶそうです。このときにはもうほとんど大学へは行かないで、利息返済のためにアルバイトばかりしていた記憶があります。
昼はポーカーやカジノ等の賭博屋の店員、夜中はキャバクラの運転手やホテヘル(今で言うデリヘル)の運転手。高額な給料を求めて、一歩間違うとお縄になるアルバイトばかりをしていました。
当時考えていたことは、借金返済の期日をどうやってやり過ごすか、それしか考えられないような状態です。アルバイト先の悪い人達から、今で言う『ヤミ金』を紹介された事もあります。
さすがに紹介されたサラ金はヤバさ全開でしたので、断りましたが(今思うとあの話を信じていたら、今頃は外国で働かされているか、マグロ漁船で乗船した気がします)。
当然のように大学は留年しました。留年を知った親が田舎から慌てて出てきて、私は事情説明と解決の協力依頼をしました。
私は両親と某債務整理協力団体に相談に行き、そこで、相談員の方と相談をしました。実は当時の私は借金の合計がいくらなのか全く分からなくなっていたのです。
そこで詳しく調査した結果、借金の合計は、カード会社2社で約50万、消費者金融に120万の計170万円でした。
実際はもっと借り入れている印象があったのですが、団体の相談員の方が各社に連絡して聞いた金額なので間違いないとの事でした。
私が学生という事もあり、将来を考えて任意整理で話を進めました。相談員さんのおかげで150万円まで債務が減額になりました。
一旦は親に立て替えてくれると思っていましたが、任意整理で3年間で150万円を自分で払えと言われました。今思えば、親の教育だったのでしょうね。その後、大学を無事に卒業と就職を果たし債務を2年で返済しました。
私は債務整理協力団体に依頼したので費用は掛かっていないと思います。任意整理を行い債務をハッキリと線引きすることで、返済が簡単になります。
また、返済に目星が付くと気持ちが明るくなり、お金以外のことが考えられるようになり、心に余裕が生まれます。この経験を通して、借入金の金利がどれだけ負担なのか改めて感じました。
そして、これから債務整理中の人にアドバイスを送るなら、難しい事は考えないで借金問題解決のプロである弁護士さんに助けを求めて自分の義務をしっかり果たすことだと思います。
それに今ではネットオークション等、頭を使えば簡単に稼げる副業がたくさんあります。それらを上手に利用して早めに返済して頂きたいですね。