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任意整理をして500万円の借金を完済した私の母

私の母は50代で会社員をしていた頃に債務整理をしました。当時の借金の総額は500万円程です。

借金をする母
あちこちから借入していたのでハッキリとは覚えていませんが、確実に借入件数は5社以上あったと思います。そして、そのほとんがサラ金(今でいう消費者金融)でした。


借金をした理由は父が働かない人だったためです。働かない上に競馬にスロット、パチンコなど毎日のように通うギャンブル依存症でした。生活費を勝手に持ち出してギャンブルに使うので、借金をしなくては家族が食べる分もお金も無いほどの苦しい生活状態でした。


ちなみに、母が『債務整理』というものを知ったきっかけは、母の学生時代からの友人でした。自己破産をしたいと友人に相談していたら、その友人も過去に債務整理をした経験があり、母にもすることを勧めてくれたのです。そして、その友人からのアドバイスが、母の生活を変えてくれるきっかけとなりました。


借金をしている最中辛かったことは、やはり毎週のように届く督促状や、毎日自宅にかかってくる返済催促の電話でした。


何より母が辛かったのは、私や姉の働いたお金まで生活費にあてなければならなかったことだと思います。仕方のないことなのに、いつも母は謝っていました。


債務整理をする前、不安だったことは、債務整理して借金を減額したところで、返済金が発生するのは変わりないので、母が全て完済しきれるのか不安でした。母も恐らく完済しきれるのか不安だったと思います。


初めは弁護士さんや司法書士さんを探していたのですが、母が選んだ司法書士さんは、債務整理を勧めてくれた友人からの紹介でした。親身に話を聞いてくれる、とても頼れる司法書士さんだったそうで、母の友人が紹介してくれました。


なお、債務整理で選んだ方法は任意整理でした。任意整理を選んだ理由は住んでる持ち家を守れること、一番司法書士事務所に支払う報酬額の負担を軽くしたかったから選んだのです。


債務整理で減額できたのは200万円くらいだったと思います。手続き後すぐの返済額は5万円ほどでしたが、返す内にだんだんと返済額が下がり、母が私や姉に生活費を入れるように頼まなくなり今月もごめんねという回数も減りました。


司法書士事務所に支払った報酬は確か5万円程だったと思います。勿論、一括は無理だったので、それも分割の支払いにしてもらっていました。


任意整理中に困ったことは、決して借金がゼロにはならない点でした。あくまでも減額の処置ですから、たとえ利息がなくなり、返すお金が減ったとしても返済は続けなくてはいけません。


そして、任意整理をして良かったことは、だんだん返済額が減って行き、完済できる日が目に見えてわかったことです。母が気分的にもスッキリしているのが顔を見てもよくわかりました。


任意整理は金銭面はもちろんですが、精神面へのプラスが大きい方法であると思います。


それから、今借金で困っている人は、一人で悩まず、まずは行動です。どうにもならない事を悩んでいても督促状や、延滞金が増えるだけです。


無料で相談できる借金問題に強い弁護士さんや司法書士さんはいますので、まずは気軽に相談をするというところからスタートしてください。