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1000万以上の借金を自己破産で解消した体験談

家が債務整理をしたとき、私は中学生くらいの年齢で、もちろん債務整理や自己破産のような言葉は知らなかったですし、家自体にどれほどの借金があるのかもわかりませんでした。

お金
しかし、あとからの父親に話を聞いたところ借金総額は1000万円を越えていたらしく、複数の消費者金融から借りれるだけの量を借りていたということです。当時は総量規制で年収の3分の1しか借りられないという決まりもありませんでしたので、とにかく借りるだけ借りていました。


借金が増えた理由は詳しくありませんが、最初はほんの家賃を埋める程度の借り入れだったものが、次第に金利がかさんで膨大になり、やがて金利分だけを払うために別の金融会社から融資を受ける、というような悪循環におちいっていました。


いわゆる自転車操業と呼ばれる状態ですね。利息を返済するために借金をすることが日常となっていました。


私自身には、それほど借金をしているときの苦労というようなものは伝わらないように配慮されていたのでしょうが、電話がかかってきても出ず、居留守は常態となっていました。


また、父と母が次はどこから借りて、これを返して、またどこそこから借りて、という話も聞いたことがあるので、たらい回しのように借り入れ先を探して神経をすり減らしていたようです。


どうにも立ち行かなくなったときに債務整理の話を知ったのは、知人からの紹介だったように記憶しています。


債務整理をする前には、財産が差し押さえられるだけではなく、戸籍に傷がついたり、会社にいられなくなったりという噂があって不安に思っていたようですが、弁護士からの適切な説明を受けて自己破産を選ぶことになりました。


すでに任意整理や過払い請求ではなんともならない状況になっていたので、自己破産をして再スタートを切ることになりました。


自己破産は金融機関にブラックリストとして登録されるため、しばらくクレジットカードなどが使用できないということでしたが、借金が帳消しになること、請求がこないということの安定をとって、そちらを決断したようです。


自己破産後しばらくは少々社会的な罪悪感にさいなまれたようですが、やはりそれまで毎日気を遣っていた借金だらけの運用生活から別れられたのが、一番良いことだったと聞いています。


しかし、自己破産は個人の借金は免責されますが、連帯保証人への催促までは止まりません。自己破産後は連帯保証人に対して随分と迷惑をかけてしまい、同じくして自己破産させてしまうことになりました。


しかし、いくら多額の借金を抱えているからといって、どうにもならない状況というものはないということです。制度としてしっかりと存在している以上、お金に困っている人は債務整理の検討をしてみても良いのではないでしょうか?


最近では無料相談にのってくれる借金問題に強い弁護士事務所もありますからね。